誰もが、とおっていく更年期ですが更年期に入ると、いままではなかった体の変化による太りやすさで戸惑ったり、健康面での不安が出てきやすい時期です。
またホルモンの影響で、体型や見た目の変化にも気持ちが下がりやすくなりがちです。
何とかしないと、このままでは嫌だ!何とか脱出したい!と自分に合う方法はないものかと40代50代の方が多く来店されています。
めざすは、しわやたるみのないキレイな瘦せ方です!
そのためには、無理なことや我慢してしんどいことをしてはいけません!
更年期は、新たに身体を作り直す大切な時期です。
大切なご自身の身体と向き合うタイミングが訪れたのだと思います。
更年期ダイエットは、鍛えることはせずに、いたわり、心から元気になっていくこと、そして、長年の毒素を出し、体の中からパワーが溢れ出てくるお身体をめざします。
まずは、更年期に太りやすくなる原因についてお伝えしていきますね。
更年期に太りやすくなる原因
女性ホルモンの減少
卵巣からの女性ホルモンであるエストロゲンには、脂肪の蓄積を防いでくれたり、食欲をコントロールする働きがあります。エストロゲンの減少により、コレステロールの脂質代謝が落ち、特に腹部周りに脂肪がつきやすくなります。(内臓型肥満)
基礎代謝量の低下
年齢とともに筋肉量や筋力が減りやすくなり、基礎代謝が低下します。
代謝が低下すると、同じ量の食事をしても、エネルギーより脂肪として蓄えられやすくなります。
ストレスや情緒不安定による食欲の変化
更年期は、心身にストレスがかかりやすい時期で、ストレスホルモンであるコルチゾールの影響で食欲が増進されることがあります。
睡眠の質の低下
ホルモンバランスの変化やストレスが原因で睡眠の質が低下することがあり、睡眠不足による食欲増進ホルモン(グレリン)により過食しやすくなる場合もあります。
運動量の減少
更年期障害により、頭痛やめまい、のぼせ、気分の落ち込み、イライラなどの不快な症状のために、自宅でこもりがちになりやすいです。身体活動量が減少することで、エネルギー消費の低下となり、筋肉量の減少につながります。
ダイエットを成功させるポイント
質の良い睡眠
更年期障害による心身の疲れを癒すことが先決です。質の良い睡眠にするためにも湯船にゆっくり浸かってリラックスできる時間が大切です!銭湯だと、おうちでは味わえない開放感からより癒しを感じるかもしれません。
寝る前の身体を伸ばすストレッチやマッサージ、アロマなどの香りの力も有効です。快適な寝具やパジャマもいいですね。
また夕食は、睡眠の質を上げるため、内臓に負担のかかる味付けの濃い食事や、肉類、油ものは控えて、腸内環境を寝ている間に整える為にも、発酵食品や、野菜、海藻、キノコなどの食物繊維(満腹感を高めてくれます)を意識した内容がオススメです。内臓に負担のかかりそうなご飯がたくさん食べたくなるメニューは、次の日のお昼ご飯の楽しみにします。
血流が悪くならないように冷え予防
ストレスは体温を下げます。温まる飲み物や食事を心掛けて、心がほっこりできる時間を持ちましょう。
また、同じ体制は血流を悪くし、老廃物の滞りの原因になります。長時間すわりっぱなしにならない工夫が必要です。
ストレスケア
更年期はストレスが増えがちです。リラクゼーションや趣味の時間を持ったりして、気分転換をはかり、過度なストレスを溜めないように心掛けることが重要です。ストレスによる食欲増進を防ぐことにつながります。
栄養バランスのとれた食事
食事は、食べる時間、量、内容がポイントになってきます。その中で内容が難しく思うかもしれません。
ま・ご・わ・や・さ・し・い(豆類、ゴマ、海藻類、野菜、魚、キノコ類、いも類)を1日通して食べることが出来ていたら理想ですが、今日たべれなかった内容を明日にプラスして食べることができたなら、どんどん食生活が整っていくと思います。もちろん無理なくです!
お昼ご飯は、筋肉作りのためにもタンパク質を多めに摂ることがオススメです。
時間のかかるメニューを作るより、シンプルがオススメです。お魚だったら刺身がとってもいいですよ。
無理のない運動を習慣化する
運動習慣を持つことは非常にオススメですが、少しでも体調が悪い時や気分が乗らない時に無理をする必要は全くございません。
ダイエットの流れは、まず、運動したくなるような元気な体を作っていくことからです。運動したくなる時がくるまでは、腸内環境を整え、体の毒素をどんどん出していくことからです。エスカレーターを使わずに階段を使うなどや、なるべく遠くの駐車場に停めて歩くことを心掛けたりして、日常生活の中から出来ることを少しずつ増やしていきます。
小さな目標を設定して、成功体験を増やしていく
急いで結果を求めずゆっくりと健康的な体重管理を目指すことが大切です。小さな目標を設定して達成することで、モチベーションを保ちながら継続しやすくなります。
そして、体重だけではなく、体脂肪量や、筋肉量の変化もチェックし、体の変化を把握します。また、体調や自分の気分の変化にも目を向けることで、体と心の状態を知り、自分の傾向を見つけることが出来ます。
まとめ
更年期に瘦せるためには、体と心のバランスを保ちながら無理なく続けられる生活習慣を意識することが大切です。
瘦せやすい体作りは、生活全体の見直しが必要ですが、無理をせずに続けられることが長期的な成功につながります。